ちょこらく喫茶店

ああ、身も蓋もない

魔窟談①

 

ちょこらく喫茶店の中屋裕喜です。

アルバイトから不動産系ブラック企業に転職し、わずか2ヶ月で退社した

現在無職、顔と名前が男性的なのに、

ツインテ―ル愛好家という女子力も持ち合わせた女性です。はい。

 

そしてですね、この度何を企んでいるかと申しますと、

不動産会社を設立するのであります。

 

うそだろ。

こないだまでコタツに入って猫とキャッキャウフフしてただけのなまくら人間が、

言うに事欠いて不動産開業だと?!

世の中舐めんなこんアホたれめが!

とお思いの皆さまに置かれましてはご安心ください。

わたくしの力でこのようなことができるわけがございません。

みんなの足元☆中屋好喜というキャッチコピーは不滅であります。

 

開業については追々記していきたいと考えておりますので、

この度は前置きでさらっと結論だけ記させてください。

 

ええと、配偶者が糖尿・脂肪肝・高血圧・睡眠時無呼吸症候群などなどで

失業宣言をしたのが昨年の7月のことでありました。

そのときわたくしが

「わたくしが宅建を取って不動産会社に就職して稼いだるけぇ!」

と息巻いておったのにはええまあ、

起業したいという思いがあったからに他なりません。

 

それとなく、

独立開業とか悪くないんじゃない?

てか素敵よ?

考えてみるくらいタダですもの、お考えになってみてはどうかしら?

考えるだけね、グフフ。

 

と配偶者に折々に囁き、煽っていたのはわたくしであります。

配偶者の力を借りてわたくしもそれに乗っかって

何かしら起業したいという野心があったわけなのであります。

 

 

いよいよ無職になった配偶者と、想定よりも早めに無職になってしまったわたくし。

開業に向けてソロリソロリと動き始めたのでありました。

 

で、開業計画の第一歩として、

店舗の確保という問題がございます。

こちらは自宅を改装することにあいなりました。

 

 

収納を次々に魔窟にする病

 

一見すると物もさほど多くなく、

所帯くさいセンスではあるもののそこそこ片付いて見える中屋家であります。

 

しかしながらわたくしは、

蓋や扉のついたところにごちゃごちゃにモノを詰め込む、

という罪深い持病を患っているのであります。

 

それゆえ下駄箱、引き出し、押し入れ、枕棚、クローゼット、物置、納戸等々はすべて魔窟と化しております。

改装に当たり、いままで居間として使っている部分を応接室へ、

わたくしの寝室として使っている部分を事務所へと変更をする算段で進めております。

というわけでして、

とにかく家中のモノの量を減らさねばなりません。

 

 

 

今日は1階の階段下物置の魔窟を制覇いたしました。

特筆すべきは紙袋であります。

あれは宝物でありますよ。

わたくしは配偶者にイヤ~な顔をされながらも、

紙袋と丈夫で美しいお菓子の空き箱は守りたいのであります。

 

わかってる。

いつか何かに使わないことも。

よしんば使ったとしても増える数よりも使う数の方が少ないことも。

 

でもでも、お察しいただけないだろうか。

大してしわにもなっていない新品同様の紙袋を手に入れたときの喜びを。

角がツンツンの真新しく硬く、

絶対に何かに使えそうなお菓子の箱を手に入れたときの心の震えを。

 

 

 

つづいて押し入れの枕棚という魔窟にもメスを入れました。

貯めに貯め込んだ現像済みの写真5年分の整理であります。

こちらは本当に胸の熱くなる作業でしたゆえ、

続編に記すことにいたします。

 

 

夕方には力尽きて、いつの間にか眠っておりました。

 

 

 

「変化が欲しい」

これは在職中の配偶者の口癖でありました。

どうよ。配偶者。

魔窟探検は楽しいか。

変化を楽しんでおられようか。

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

ではまた。